イノベーショナル・ビジネスのフロムウェスト。
毎日のありきたりな生活も、ほんの少し視点をずらすだけで色々な発見があります…。
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
NFC搭載microSDカード in iPhone 4S ケース


巷はiPhone 4Sの話題でにぎやかです。
auの参入はiPhone市場の活性化にも繋がるので喜ばしいことですね。 

さて、今回のiPhone新機種には結局NFCの搭載はなかったのですが、完成度の基準がきびしいAppleですから、現行の設計では世に出すための基準に達しなかったのかもしれませんね。

あれだけiPhone 5 + NFCを期待する噂が世界中を飛び回っていたのに今ではブログネタにもならないようです。

本体にNFCが搭載されるまでのつなぎ商品として、NFC搭載microSDカードを組み込んだiPhoneケースの実用化というか商用化が期待されていましたが、いつになったら市場に出てくるのでしょうか?

欧米ではDevice Fidelity(米国テキサス州)の開発したIn2Pay® iCaisseがVisaと組んで普及を目指しているようですが…。
 


SamsungやBlackBerryなどのSDスロットのついたスマートフォンであればin2PayのmicroSDカードを差しこむだけでNFCフォンになるのですが、iPhoneにはスロットがないためOSとSDカードを結ぶための手段としてケースの形状が必要になります。
Dockコネクターで接続することで内部のアプリケーションとの連携が可能になりモバイルペイメント、クーポン利用やセキュリティ認証などに使えるようになります。

日本国内でも今年の2月からKDDI、SoftBank、クレディセゾン、オリエント・コーポレーションなど7社がT-Engineフォーラムを組んでMasterCardのPayPassを採用したNFC決済を実証実験がされていましたが、来年あたりからは全国でサービスが開始されることを期待したいですね。

とりあえずVisaかMasterCardが使えれば国内での決済をはじめ、世界中で利用可能となりほとんどの場面で使用できます。
iPhone + NFC microSD でとりあえずモバイル決済。



FLUX ON LINE はこちら⇒

NFC市場の情勢-NXPとGoogleのタッグが席巻?


Sony Ericson(ソニーエリクソン)がスマートフォン「Xperia」の新型に搭載するNFCチップをNXPセミコンダクターから調達することが明らかになった。
Samsunが製造しているNexus Sに採用しているものと同型で"Google Wallet"に対応するために開発時間の短縮を狙ったものと思われる。

しかし、いくらEricson(スウェーデン)との合弁会社といえども、意思決定にはソニー本社の意向が大きく影響するものと思うのだが…。ソニー自身がモジュール提供に関与するという選択肢はなかったのだろうか?

2007年にNXPとSonyが合弁で設立した会社Moversa(モベルサ)で共同開発する予定であったMifareとFeliCaの共通プラットホームとも言えるUniversal Secure Access Module (U-SAM) も立ち消えになってしまい、いまやNXPの独壇場とも言える状態になっています。
※もはやMoversa.netのURLも存在しないようです。

イギリスやフランスをはじめカナダ、オーストラリアなどでも公共交通の非接触ICカードの決済にはMifareが採用されており、今後、これらMifare DESfireまたはMifare Plusのチップが内蔵されたSIMカードあるいはスマートフォン端末に移行するのは明らかですが、このチップが組み込まれた製品はNXPとライセンス契約をした少数の企業しか製造することしかできず、それらをコントロールすることで将来的にはNXPが世界中の市場を席巻することが予想されます。

海外企業の国際戦略は本当にしたたかですね…。



FLUX ON LINE はこちら⇒

「Nexus S」でこんなことが…。 NFCって面白い!


NFC搭載スマートフォンでAppleの1歩先を行ったGoogleが昨年末から自社ブランドで販売を開始している「Nexus S」。
端末自体がNFCタグとして認証やモバイル決済に使えるようになるだけではなくタグ・リーダー(ICカードリーダー)としても機能するようになるのは周知でした。

しかし、この動画を見るとNFC搭載がそれだけでは終わらないことがわかります。プログラムさえあれば「Nexus S」で書き込みもできるんですね。

動画そのままだと、内部データがブランクのMifareカードに自社サイトのURLを書き込んで表面に名刺を印刷すれば、相手に渡すことで相手のスマートフォンやPCから簡単に自社サイトにアクセスできる。
あるいは、タグシールに入力して店舗のポスターやメニューに貼り付けることで、利用者がかざすだけで商品情報や優待情報にアクセスできるECサイト誘導システムなんかが簡単に作れそうです。
NFCの開発環境があればURL転送機能などは容易に機能させることができますがスマートフォンから直接書き込みができるのは非常に楽しいですね。

Googleは現状ではタグ書き込みに関するAPIは公開していませんが近い将来公表すると意思表示をしています。

今年はiPhone 5にもNFCが搭載されることが期待され話題になっていますが、その他のメーカーからも競ってNFC搭載端末が発表されることでしょう。
今後、世界中のプログラマーがNFCを使った斬新で楽しいソフトウェアを開発するようになり、スマートフォンの利用場面も新しい分野に広がっていきそうな気がします。


FLUX ON LINE はこちら⇒

NFCモバイル端末の課題



Googleの「Nexus S」に続いてAppleの「iPhone 5」にもNFCが搭載されるという話題がネット上で飛び交っています。
日本国内のユーザーの関心事はSuicaやEdyは使えるのかどうかというところに尽きるようですが、なかなか難しい問題もあるようです。

NFC搭載が即、日本でいうおサイフ携帯にという短絡的な図式は成り立たず、NFCという通信プラットフォームは共用できてもシステムの互換性やプロトコルの共有などいろいろ解決しなければいけない問題が山積みです。

ICチップの世界標準はやはり10億枚を超える発行枚数からもNXPセミコンダクターのMifareと行っても間違いないと言えますし、ハードの製造側もサービス・ベンダーもそちらの規格に合わせた開発を行います。

ただし、このMifareについてはいろいろ解決すべき課題があり、2008年のMifare Classicのハッキング問題への対応として、高セキュリティのMifare DESfireやMifare Plusへの切り替えを余儀なくされたのですが、その代償として処理速度の低下というありがたくない結果もついてきました。

このため、非接触IC乗車券のオイスターカードを発行する英国ロンドン交通局では2012年から非接触のデビットカードやビザやマスターなどのクレジットカードでも改札でタッチするだけで乗車可能にすると公表しているにも関わらず、それぞれのカードが交通局が基準としている改札処理時間0.2から0.3秒以内を満たすことができるかどうか定かではないそうです。

また、携帯端末に装着することで容易にNFC機能を実現できると期待されるNFC SIMカードにしてもソフトウェアの問題あるいはSIMとチップの接続上の問題などで0.9秒以上と基準を大幅に上回る処理速度しか得られず現状では交通用としては受け入れられない状況にあるようです。

今後、世界の各交通機関で携帯端末をIC乗車券として使用できるようになるには、NFCチップ標準搭載の携帯端末が増え、また、新しい技術を採用したNFC SIMカードが開発されるようになるまでもう少し時間が必要のようです。

ここで、ふと疑問が湧きます。JR東日本がSuicaを導入する際にFeliCaを始め各事業者に求めた改札処理時間は0.1秒以下です。それをクリアできたのはSONYのFeliCaだけだったというのは有名な話です。
モバイルIC乗車券(Suica)も厳しいサイバネ規格をクリアしたうえですでに本格導入されているという高度な技術を持ちながら世界標準になれないのは何故なんだろうか…?

話が横道に逸れました。

とは言え、交通用に採用できなくても一般のモバイル決済を始めポイントサービスやタグ・リーダーとして情報収集手段には使えるので今年は様々なNFC対応サービスが世界中でブレークすることと思います。
GoogleやAppleの動向が楽しみですね。


FLUX ON LINE はこちら⇒

iPhone 5 リークのうわさ?

タイトル:iPhone 5 クローン

この手の情報は数限りなくあるのでひとつのジョークとしてご覧ください。

iPhone 5のリーク情報としてあるブログが取り上げていたリンク先のYouTube動画です。
中国ではコピー製品の販売がひとつの市場を形成しているようで毎年数百万台のコピー商品が販売され、しかも売り切れているとのことです。

いくら違法とはいえ、その圧倒的低コストからくる販売価格の安さは購入者にとって無視できない購入条件になっているのでしょう。

さて、動画上のリンゴマークのないiPhone 5 ?を見てみると、進化したデザインというより4と3Gの中間に戻っているような微妙な形状です。
これはこれで3Gのデザインを承継したやさしいデザインであるとは思いますが…。

動画を見ていて驚きだったのが、裏ぶたを開けたときでした。
これを見た瞬間、Appleではあり得ないと思ったのと同時に「これはいい!」と感じてしまいました。
バッテリーが自分で交換できたら利用者にとっては非常にメリットのある進化だと思います。

残念ながら中国語が理解できないので詳しい内容についてはわかりませんでした。(わかる方はどうぞご覧ください。)

来年6月までに数限りないリーク情報、偽情報が飛び交うのでしょうが、そこまで話題になるほど人気が高いことの裏付けなのかもわかりません。



FLUX ON LINE はこちら⇒

iPhone 5 で実現すること?


今年の8月頃でしたか、AppleがNFCの専門家を採用したことから次期バージョンのiPhone 5にはおサイフ機能が搭載されるのではないかと噂が飛び交い、一部のおサイフケータイを心待ちにしているユーザーの間に期待をもたらしました。
結局は単なる噂の域を出ない話だったようですが…。

通信技術としての下位互換性はあるとしても、日本国内のおサイフ機能に採用されているFeliCaとソフト運用上の互換性が確保されるかどうかは別の話です。それでもApple製品のすべてにNFC(Near Field Communication)を搭載し新たなコミュニケーションのインターフェースとしてデビューすることは間違いないようです。

すでにDeviceFidelity社がVISAと提携して提供するNFC搭載micro SDカードを採用したiPhone向け決済システムなどサードパーティ提供のソリューションはありますが、やはりAppleの方針として自社で独自にハードからソフトまで一元的に開発する方針は崩さないでしょう。

冒頭に掲載した図はすでに特許出願済みのNFC搭載に関する技術のアウトラインを示したイメージです。
なんと、タッチスクリーンのセンサーパネルの中にRFIDアンテナを組み込もうとしているようです。そして、このアンテナはNFCチップが単にICタグとしてのみならずタグ・リーダとしての働きをするのに充分な出力を確保します。

これにより、iPhoneやiPodなどがタグとして相互認識できるようになり、それこそお互いをTOUCH(正面同士だからKISS?)させるだけで認証とデータのやり取りができ、決済なども瞬時に完了するようになるかもわかりません。

Appleの製品をみていると常に感じることですが、複雑で高度な技術を、洗練されたデザインの中に組み込み、その複雑さをユーザーに感じさせない最も簡潔な利用環境で提供しているところが他社とは違うDNAを感じさせます。後発の製品がすべて物まねに見えてしまうところがすごいところですね。

日本国内向けのおサイフiPhoneはお預けでしょうが、iPhone 5は間違いなく期待以上の新しいサプライズを提供してくれることでしょう。

参照記事⇒FastCompany.com



FLUX ON LINE はこちら⇒

iPhone 4 & PIT Mobile おサイフ化計画


最近、iPhone 4が手元に届いた方々からflux PIT Mobileのご注文をたくさんいただいています。

このPIT-MobileはiPhoneにSuicaやPASMOなどの非接触ICカードを重ねて簡単におサイフiPhoneを実現することができる吸着タイプの干渉防止シールで、iPhoneの裏側に貼るだけで磁気干渉を抑え、ICカードの正常な通信をサポートしスムーズな改札や決済が可能になります。

もともとiPhone 3G/3GSのICカード収納ケース向けに企画した商品のため横幅が3mm程度狭いiPhone 4の場合、少しだけはみ出してしまい、利用者の方から改良の必要性をご意見としていただいていました。
現在は、iPhone 4 対応サイズとし横幅57mm(※54mm 09/01再改定)になっているので加工の必要なしに3G/3GS/4ともお使いいただけます。

その効果は、実際に毎日の通勤やコンビニでの買い物で検証済みですので、IC乗車券や電子マネーカードであれば問題なくお使いいただけるものと思います。

また、ご利用頂いた方のブログで使い方の一例をご紹介いただいています。
こちらでは貼り方、重ね方の説明や山手線の改札でのテスト動画なども掲載されています。ご丁寧な説明ありがとうございました。
最後のAppleのマークがいいですね…。(^^)
【偽おサイフケータイ】iPhone 4にSuica貼り付けて改札を通ってみた【干渉エラー対策】



FLUX ON LINE はこちら⇒

モバイル・セキュリティ with バイオメトリックス


以前、このブログの「いよいよiPhoneでVISA タッチ&ペイ?」でもご紹介したように、世界中の企業がモバイル・ペイメントの普及に力を注ぎ、あらゆる携帯メーカー、通信サービス業者、銀行、クレジット会社などから百花繚乱のサービス提供が発表されている昨今ですが、それらの中でも淘汰の波を乗り切ったシステムやサービスが来年あたりから本格的にデファクト・スタンダードとして普及していくのでしょう。

しかし、携帯端末を使った決済や認証は、端末を紛失した場合や盗難にあった際にどこまでセキュリティを確保できるかという不安がつきまとい普及の足枷になるのではということもよく言及されます。

MOBIO(Mobile Biometry)が提供するシステムでは、少額決済は通常の非接触ICを用いて決済し、一定限度を超える金額の支払いは、携帯端末のカメラを用いて顔認証をしなければ機能しないというセキュリティが掛かります。
また、銀行のATMで口座から出金する際は、顔認証と声認証を合わせて使用するという二重のセキュリティを採用しています。
そのうち、ATMで現金を引き出す事自体が必要なくなってくるとは思いますけど…。




こちらは、単純に携帯端末自体が持ち主の声以外では電話発信ができなくなるというもので紛失した時などは安心かもしれません。

しかし、携帯端末の進化は目覚ましいですね。NTT DoCoMoの渡辺兼さんや木村カエラさん出演のTVコマーシャルのように本当にどんどん人間に近づいて自分の分身のようになり、持主の容姿、表情、声の調子、体温などを感じとって反応し、自動的に的確な情報やサービスを提供してくれるようになるかもしれません。



FLUX ON LINE はこちら⇒

指1本でお買い物! モバイル・マネー in カナダ


モントリオールから160kmほど離れた場所にあるオンタリオ州のウォーター・パーク「カリプソ」ではパーク内のレストラン、バー、ブティックでの支払いを指紋認証で行う北米初のシステムを導入している。

パーク内55ヶ所に指紋を読み取るスキャナーを設置し、利用者は指をあてるだけで登録されたクレジット・カードやデビット・カードあるいはあらかじめデポジットした現金預金から支払うことが可能になります。

カリプソの副社長シルヴァン・ローゾンは “パーク内のお客様は水着姿なので、クレジットカードまたは財布を持っていません。何かを購入したい場合、遠い所にあるロッカー室まで財布を取りに戻る必要があり非常に不便ですが、このシステムがそれらの問題を解消できる”と語っています。

このシステムは食料品店、ショッピングセンターや映画館などでも採用することが可能ですが、現在は、銀行やクレジット会社、電話会社など各方面でiPhone、BrackBerry、Androidベースのスマートフォンなどを使ったNFCモバイル・ペイメントの普及に本腰を入れているため、メインの決済方法になるのはむずかしいかもしれません。

利用者の指紋をスキャンし、バイナリーコードに変換してサーバーに登録する方法が今後どこまで受け入れられるか、普及には自らの身体情報を提供することへの本能的な不安の解消と、情報流出や盗用などに対するセキュリティをどう確保するかという技術的な課題の解決が前提になることは間違いないようです。

詳細はザ・ガゼットの記事本文(英文)をご覧ください。



FLUX ON LINE はこちら⇒

「iHologram」 for iPhone 走る猫キャラ in 3D?

iHologram - iPhone application from David OReilly on Vimeo.


デビッド・オライリー(アニメーター)が作成したiPhone用3Dアプリです。ホログラムに見えないこともありませんが3Dといった方がしっくりくる気がします。

原理は画家ハンス・ホルバインの作品「The Ambassadors」のドクロの描画に使われたテクニックと同様で35〜45度斜め上から見た場合に立体的に見える錯覚を利用しているそうです。



iPhoneに内蔵されたジャイロスコープ機能を利用してY軸で動きを計算することで、本体を回しながら方向を変えても立体として見えるのはすごいですね。

主人公の猫のシュールな感じが画面の暗さにぴったりで独特の世界を構築しています。これでゲームを作ったらその世界に入り込んだような錯覚を覚えるかも…。

iPodやiPhoneの周辺にはまだまだ面白いアプリ開発の余地がありますね。


FLUX ON LINE はこちら⇒