イノベーショナル・ビジネスのフロムウェスト。
毎日のありきたりな生活も、ほんの少し視点をずらすだけで色々な発見があります…。
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すべては今ここに…。
私の尊敬する人物のうちの一人であるパトリス・ジュリアン(仏)のことを少しご紹介します。
こう書くとなんか親しそうに聞こえますが、著書を読んでファンになっているだけです…。(^^;

父親が軍隊に入るために十九歳で南フランスの小さな町を飛び出しモロッコにたどり着く。そこで母親と出会ったことから、自身がモロッコで出生することに…。成長に伴いその稀有な才能を生かしながらフランスの大学に学び、教師の職を経た後は外務省職員として世界中を廻るようになるが、縁あって日本に落ち着くことになる。

その後、人生に絶望するような出来事を経験しながらも、すばらしい女性に出会うことができ、ふたりの夢を実現するため“生活のクオリティを高める”という新たなビジネス・コンセプトの会社を作り、東京の白金台で「C・F・A」という会員制レストランの経営に乗り出した。
そのお店のコンセプトがしっかりしていることから固定ファンも着実に増え、経営がうまくいき、現在はカフェの経営、講演会、執筆にと多忙な毎日を送る。

これが、概略の経歴ですが、フランスでのエリートとしての経歴を惜しげもなく捨て、異邦の地である日本という国で、すべてをリセットし直し、ゼロから再スタートするなんてそう簡単にできることではありません。
それも、変に気負うことなく自然の流れに従って生きている様があこがれる部分です。

「お仕事は何ですか?」と聞かれて「生きることです。」という返事が妙に気取って聞こえないほどに、毎日を素直に自分のコンセプト、価値観に従いながら、また、他人に押しつけずに生きていることが本の内容からよくわかります。

自分も含めて、日本に生まれて、日本に暮らして来た人間には決して考え付かない物事の見方、センスが身についていることがうらやましく感じます。何ていうかユニバーサルなんです。発想が…。

「生活はアート」・「しましまの愛」・「いんげん豆がおしえてくれたこと」など、いろいろな著書がありますが、一番気に入っているのが「32日の月」。
この本には32日分の心のエクササイズが書いてあって普通のひと月ではこなせない、何を選ぶかは自分で決めてというスタンスです。
32日ということ自体が常識にこだわるなというメッセージなんですが。

その中の23日目のメッセージ。「すべては今ここに……」

“人生は今しかない。
 少し先も明日もない。
 未来には叶う、なんて待っていないで
 今を生きる。
 そうじゃないと、いつも何かが足りない。”

心が満たされ、気持ちを前向きにしてくれる本です。
ご興味のある方はぜひご一読を…。

タイトル:「32日の月」 
著者:パトリス・ジュリアン
出版:三笠書房




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