イノベーショナル・ビジネスのフロムウェスト。
毎日のありきたりな生活も、ほんの少し視点をずらすだけで色々な発見があります…。
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話題のキーワード?
本日は、ブログの検索キーワードのヒット状況がこんなに顕著に変わるものか?と感じたことについて少しトピックスを書きたいと思います。
5月から6月に掛けて、特にゴールデンウィーク(以下GWと表記します)に入る前と終わってからの動きに非常に顕著な変化があり、おもしろい現象でしたので・・・。

このブログは、弊社の商品である「スイカ」・「イコカ」・「ピタパ」などの同時使用時のエラーを防ぐことを目的としたカード「フラックス」の周辺の話題が中心です。

しかし、マーケティング雑感というカテゴリーもあり、その時々の旬のキーワードについての話題もときどき掲載しています。
その中でヒット件数の多いページは以下の通りです。

LOHAS(ローハス)って何?
このお茶は「・・・」?

今年に入って間もない頃、一時的に“このお茶は「・・・」?”のアクセス数が異様に増え、検索キーワードはそのまま「お茶」・「マーケティング」がトップでした。それも2・3週間位だったと記憶しています。
あるメーカーかマーケティング調査会社がインターネット上で調査をしていたのかもしれません。

もうひとつのLOHAS(ローハス)って何?”は今年に入ってからテレビでも特集が組まれ広く一般の人に認知されたため平常からアクセスは多いのですが、GWの少し前あたりからアクセスが急増し、GW中の最多アクセスページとなりました。件数トップの検索キーワードはずばり「ロハス」・「何」でした。

で、逆に非接触ICカード関連のキーワード検索がGW中はほとんどなくなりましたので、やはり、通常は仕事関連で検索を掛けて調べる事柄であるのに対し、LOHASについてはGW中の生活スタイルの模索とも合致して、LOHASというキーワードを検索する一般消費者の方が多かったのでしょう。

ちなみに、普段は本サイトで平均的にアクセス数が多いのは「イコカ」と「ピタパ」が相互利用。イコピタ?”です。
去年の11月に掲載しましたが、今年の2月に入って大阪市交通局をはじめ各私鉄が「ピタパ」を採用し。JR西日本の「イコカ」と相互利用を開始してからアクセスが急増しました。

検索キーワードの傾向が週単位で大幅に変化していくのは見ていて驚きでもあります。
同じキーワードで昨日はヒット件数が1000件あったのに今日は5件ということもあり得るわけですからマーケティングを考える際は非常に俊足な調査と決断が必要ということを痛感した次第です。

どこまで進むの?eコマース


昨日の朝、ニュース番組で取り上げられていた話題に、CDのベストアルバムが売れない時代になっているというものがありました。

今までなら、レコード会社にとって新たな投資を必要とせずに売上を稼ぎ出す“打出の小槌”だったはずの人気ミュージシャンのベストアルバム。それが売れなくなったのは2001年頃からだそうです。

2001年、他でもないiPodの販売が開始された年で、1万曲近い楽曲が録音でき自分の好きな曲だけ集めて編集し、自分だけのオリジナル・ベスト・アルバムを作れるのですから押し付けのベストはいらないというのもうなづける話で…。

そこに、音楽ダウンロード・サイトの普及が拍車を掛けた。好きな曲を好きな分だけ自宅でダウンロードして編集すれば、ベストアルバムどころかCD自体が必要なくなってしまいます。

昔から繰り返される技術の進化に伴う媒体の変化、レコードからカセット・テープへ、そしてCD、MDへと進化してきた流れの一環といえばそれまでですが。ひとつの商品の爆発的ヒットにより既存ビジネスの構造が根本的に変わってしまうというのは、革命的ともいえます。

今までの、曲を入れた何らかの入れ物を買うのではなく、そのものにお金を払うというところに何か新しい次元に入ったことを感じます。しかもダイレクトに…。

そして、この動きが音楽の分野だけではなく、形のない「データ」を商品としてビジネスが描ける全ての分野に広がることを考えれば、各業界の編成がどこまで変わるのか、ライブドアや楽天だけでなく、10年後には思いもよらないビジネススタイルになっているかも知れません。

旬なテーマでブログ検索?


先日、LOHAS(ローハス)についての記事にトラックバックをつけていただきました。
ありがとうございます。

ブログでの情報収集を勧めるブログ・ヘッドラインという検索サイトです。
サイトの紹介文を少々拝借させていただきますと…。

“『ブログ・ヘッドライン』は、日本語表記で公開されているブログの中から、旬なテーマごとに興味深い記事エントリーを日々拾い集めている読み比べリンク集です(現在のエントリー数は約3700テーマ)。…… あるテーマについて他のブロガー達がどんなことをいっているのか調べることは、簡単ではありません。当社では、そのような“不便”を解消するために『ブログ・ヘッドライン』を開設しました。”

ということでまるで星の数ほど膨大な量まで一気に普及したブログ専門の検索サイトです。
世の常ですが、新しい試みが、やがて不可欠なシステムになる可能性を秘めています。

たしかに、ブロガーが自由な意思に基づいて、思い入れ(もしかして思い込み?)も交えて発信する情報ですから、ニュースに比べて信憑性は低いかもわかりませんが、加工されていないだけに社会的趨勢を感じとることができるでしょう。

これは大きいです。これだけ膨大な量の、加工されていない情報の中から、匂いを感じ取るセンスさえあれば、かなりレアなマーケティングに結びつけることも可能かもしれません。

時代のキーワードに合ったテーマで情報収集をしてくれているので何かと便利かも…。ぜひ一度利用してみてください。

ブログで情報収集!Blog Headline ⇒




このお茶は「・・・」?


今、ペットボトル入りで販売されているお茶の種類は一体何種類くらいあるのでしょうか?
各メーカーがしのぎを削って次々と新商品を投入してくるので5年前には考えられないほど種類が増えています。
サントリーの「伊右衛門」、キリンの「生茶」、伊藤園の「おーいお茶」、アサヒの「若武者」、コカコーラの「一」はじめ、などなど数えだしたらきりが無いくらい…。

商品開発の研究者は、お茶の葉のブレンドを変えたり、苦味を加えたり薄めたりと日夜たゆまぬ努力を続けています。
しかし、こういうごくあたりまえの定番の商品を売るためにはマーケティング戦略が非常に重要になります。

まず第一にコマーシャルに採用するキャラクターのはまり度、第二にネーミング、そしてパッケージ・デザイン。この三つの選定で売れるかどうかが決まります。
それもそうでしょう。同じ量を、同じ値段で売るのですから見た目が勝負です。

味? あれだけの種類がある各メーカーのお茶のラベルをはがして透明のペットボトルで並べて(もう、それだけでおいしそうじゃないですね)、右から順番に飲み比べても味のわかる人が何人いるでしょう?(私はわかる?すみません。)
よほどの通か、ファンでなければ固有のお茶の味はわからないと思います。

だからこそ、見た目とイメージでいかにおいしそうに見せるか、マーケッターの手腕が問われます。
最近では、サントリー「伊右衛門」や、伊藤園「おーいお茶」もいいイメージ作りに成功していますね。

シンプルな商品ほどマーケティング戦略が大事というお話。


LOHAS(ローハス)って何?
sky

環境志向が尊重される時代にようやく近づいてきたようです。
元来、消費を美徳とする資本主義経済と、環境保護主義とでは利害が相反するもので共存は不可能とされてきました。
しかし、最近の動きは、何とか共存の道を探ろうと努力する方向に動いているようです。

その動きのひとつとして「LOHAS」という生活様式がアメリカ国内で定着しつつあるそうです。

むずかしそうですけど(Lifestyle Of Health And Sustainability)の省略語で、要は健康と地球環境を意識した商品を選択することにより、子孫に美しい地球と健全な社会を残そうとする生活様式というか文化を言います。

重要なのは、そういう消費者が増えたために生産者側の意識が変わったきたことです。
アメリカではウォール街でも変化が見られるそうで、将来的には“環境資本主義”など地球全体をリソースとして考える新しい経済体制が生まれる可能性もありそうですね。

地域経済の発展を考えると同時に地球規模での環境保全(将来的な資産保全)も常に意識しながら行動する。
今後は、本当の意味でのグローバルな視点が必要になってくるのでしょう。